キャリアコンサルタントの最上裕司です。
将来起業したい、そのためにまずは経営コンサルとして経験を積みたい。
少なからず起業のための通り道としてコンサルファームを視野に入れる方は
いらっしゃるものだと思います。
実際、そういう相談も多く受けますし。
コンサル出身の創業者は世の中に多数いらっしゃいます。
DeNAの創業者である南場前社長(元マッキンゼー)や
シンプレクス・コンサルティングを創業した金子社長(元アクセンチュア)等々、
上場の大手でもコンサル出身の創業者は大勢おりますし、
ベンチャーを含めれば、それこそ相当数にのぼるはずです。
確かにコンサルファームでは戦略立案能力、論理性、プレゼンテーション能力、
そして、人脈など、起業する上で必要な能力を養うのに適した環境かも知れません。
では起業するための通り道としてのコンサルファームというのはどうでしょう。
鶏が先か卵が先か、みたいな話になりますが、
コンサルファーム出身者には起業している人が多い、とすると、
下記の2通りのことが考えられると思います。
(1)コンサルファームという環境が普通の人を起業家に育てる
(2)起業家(予備軍)がコンサルファームという環境を好む
感覚値で恐縮ですが、これまで接してきた方から考えると、
(2)のパターンが多いような気がするんですよね。
野心家で、組織にガチガチに縛られるのが嫌いで、成果について貪欲であり、
成果に見合った対価を求め、自分が高く評価される環境を望む。
そんな志向性の方が、とりあえず就職先としてどこを選ぶかというと、
最もフィット感が高いと感じたのが、たまたまコンサルファームだった、と。
そこには「ファームで起業家としての修行をしたいのです」という考えは
ほとんどないように思います。
恐らく、ファームに行こうが行くまいが、どのみちどこかのタイミングで
起業しちゃってると思うんですよね。
起業したいからコンサルファームで修行、というのは、
別に否定はしませんが、必ずしも近道ではないんだろうな、と。
#コンサルタントとして独立(≒起業)ということでのファームなら近道だと思いますが
かの、DeNA創業者である南場さんもご自身のブログでこう書かれています。
将来起業したいと思っているならまずはコンサルティングを 経験した方がよい、
などと学生にアドバイスする人は とりわけ的外れな人だと思う。
http://ameblo.jp/nambadena/entry-10056108610.html
では起業への近道となる業界は?
私も分かりません。
強いていうなら、起業のために××に勤める、ではないんだろうなと思います。




