2011年4月2日土曜日

新卒の頃に聞いたメダカの話

昨日はあちらこちらで真新しいスーツに身を包み、
緊張した面持ちの若者を見かけました。
おかげさまで当社にも2名フレッシュなメンバが増えました。

1日遅れですが、新人の頃に聞いてなるほどな、と思った話を紹介します。
まぁ、有名な話ですし、聞いたことのある方も多いのでは。

          ◆

水槽にメダカが入っています。
ある日、そこにガラスの仕切りを入れます。
メダカがいない側にエサをやると、最初はメダカはエサを食べようと、
そちらの方に泳ぎます。

が、当然、ガラスの仕切りに邪魔されて、エサを食べることが出来ません。
しばらくそれを続けると、メダカはエサを食べに行くことを辞めてしまいます。

そのタイミングでガラスの仕切りを外し、エサを食べに行けるようにしたとしても、
メダカはエサを食べに行かないそうです。
ガラスにぶつかるだろうと思い込んでいるので。

そのままエサを食べずに餓死してしまうとか。

ところが、新しいメダカを水槽に入れるわけです。
新入りのメダカは昔ガラスの仕切りがあったことなんて知りませんから、
何の疑問も抱かずにエサを食べに行きます。

すると、ガラスにぶつかることなくエサを食べているメダカを見て、
他のメダカもおそるおそるエサを食べに行くようになるようです。

          ◆

もうお分かりですね。

新入社員の皆さんは「新しいメダカ」で、
我々は「ガラスの仕切りがあると思い込んでいるメダカ」です。

長いこと社会で働いていると、経験則に基づいて判断することが多くなります。
それ自体は決して悪いことではなく、必要なことでもあります。

しかしながら、経験則に固執して、「思い込み」になってしまうと厄介です。

社会はどんどん変化し、ビジネス環境もめまぐるしく変わっています。
その中で、

「これはこういうものなんだ」
「これは非常識だ、ありえない」

なんてことに凝り固まった考え方でいると、変化に対応出来ません。


新入社員として新しく加わったメンバーは、何の前提も、経験則もないので、
自由にチャレンジすることができるわけです。

我々受け入れる側は、何でもかんでも「これはダメだよ」ではいけませんね。
「失敗するだろうな」と思っても、多少のことであれば目をつむって
チャレンジさせてみる、というぐらいの余裕は欲しいもの。

もしかしたら「失敗するだろうな」という経験則に基づく予測が、
そもそも「失敗」なのかも知れませんから。


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