ある日、いつものように小さな網で魚をとっていると、アメリカ人旅行者がやってきました。
旅行者「素晴らしい魚だね。どのぐらいの時間漁をしていたの?」
漁師「さほど長い時間でもないよ。さっき始めたばかりさ」
旅行者「惜しいなぁ。もっと漁をしてればもっと魚が獲れただろうに」
漁師「いやいや、自分たちが食べるにはこれで十分だから」
旅行者「それじゃ、余った時間は何をしているんだい」
漁師「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出て、帰ったら子どもと遊んで、
昼寝して。夜は友達と一杯飲みつつギター片手に歌を歌って、、という感じかな」
旅行者「それはもったいない。時間の無駄遣いだ。MBAホルダーとして
アドバイスしてあげよう。まず、キミはもっと長い時間漁をするといい」
漁師「それで、どうするんだい?」
旅行者「自分たちが食べる分よりももっと多くの魚を獲って、
あまった魚を売ってお金を稼ぐんだ。
お金がたまったら、もっと大きい網を、さらにお金がたまったら漁船を買う。
そうすれば漁獲高が上がり、もっともっと多くの魚を獲って、売ることができる。
当然、儲けも増える」
漁師「それで?」
旅行者「今度は魚の加工だ。加工工場を建てて、魚を加工し、
付加価値を付けて市場に出す。
そうなると魚を獲るよりも、魚を買い付けて加工して世界中に輸出することができる。
もう、こんなちっぽけな島にいる必要はない。ロサンゼルスやニューヨークへ進出だ。
マンハッタンの高層ビルから指示すれば多額のお金が手に入る」
漁師「その後はどうするんだい?」
旅行者「その後はすごいぞ、自分の会社の株を売却すれば億万長者になれる」
漁師「億万長者になった後は?」
旅行者「そうしたらもう働く必要もない。
日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出て、帰ったら子どもと遊んで、
昼寝して。夜は友達と一杯飲みつつギター片手に歌を歌って、、、
というバラ色の生活が待っている。どうだ、素晴らしいだろう!」
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NTTデータ時代の尊敬する先輩に聞いた話です。
こちらに書いた記事の別バージョンですね。
やや極端な話かも知れません。
が、キャリアアップや年収アップ、あるいは自分のやりたい仕事に就きたい…
転職の理由は人それぞれですが、その先に何を求めているのか、
5年後、10年後のキャリアよりさらにもっと先にどんな人生を望むのか、
そんな終着駅を見据えることも大事なことです。
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